内側に芯となる玉をワイヤーに刺し、コテが当てられて形を整えられた花びらを小さい順にボンドでまとめていきます。
この時は、形が崩れないように手早くまとめていくのがポイントです。
完成したコサージュを頭に描きながら、理想の形を作り上げます。
バラや芍薬のように花びらが幾重にも重なり柔らかいものは、一旦きっちり作った後に甘く崩す作業があるのですが、カメリアのように花びらの枚数が少ないものは、崩れるとバランスを失うのであくまでも、まとまりを大切にして組み上げていきます。
カメリアの形が出来上がったら、裏側にガクをつけて、ワイヤーに紙テープを巻き、コサージュ品をつけたら完成です!
↓↓お客様のAtsukoさんからいただいたお写真。
ご購入くださったあと、嬉しくてコサージュに話しかけてくださっていることをInstagramにアップしてくださっていました。
本当にありがとうございます*
ものづくりに共通することだとは思いますが、コサージュ作りは下ごしらえが8割ではないかと感じています。
もちろん、その後の工程も長く手間がかかるのですが、一枚の布を立体的に表現するものは、想像するよりも多くの工程を経て仕上げます。
「シンプルで着心地が良く、無駄がない」というシャネルの永遠のコンセプトに沿ったアイコンでもあるカメリアをデニム素材で制作した工程を3回に分けてアップさせていただきました。