Luce classica物語

以前、ウエディングドレスデザイナーが対決し、一般の花嫁候補の方にどちらのドレスが好きか選んで順位を競うという(放送作家・小山薫堂さんが手がけたバラエティ番組)に出演させていただいた時の総集編を4分半くらいにまとめたものです。

実際には約3ヶ月間、お客様の仮縫いや接客をしながら、昼間は撮影、夜は制作とかなりハードワークをしたため、睡眠不足だったり、カメラが苦手だったりと、当時はあまり自分が写っていたテレビも恥ずかしくてほとんど見れませんでしたが、今見ると若い自分を振り返ることができる映像があることが、ありがたいことだと感じます。

この時の対決は、なんとルーチェクラッシカが優勝。最終回は特集を組んでいただきました。

他店のデザイナーさんのドレスも素敵なものばかりなのに…全然自信のなかった私がなぜ…と振り返りました。

もともと奇抜なデザインや派手さよりも、その人の内面(精神)や外見の印象にあったものを提案するのが得意でした。

着る人の個性が埋もれてしまう派手なデザインは苦手で、着る人を引き立てるさりげないデザインに心惹かれるからです。

番組の趣旨自体も花嫁候補の方がいて、その人に合うものを提案するという企画だったので、その方の特徴や雰囲気に合って、舞台が広かったため、かつ華やかなものというのを意識して作ったことが、たまたま結果につながったのだと思います。

現在行っている着物リメイクも、着る人や見る人の気分を高めるもの、最高に引き立てるものを制作しています。