サスティナブルの本質

長い間たんすの奥で眠っていた母の着物の素材の良さに魅せられ、着物リメイクを手掛けて、この夏でちょうど2年になりました。

古い着物をほどいて、平らな状態にし制限のある布の中でリメイクをするのは、容易なことではないと頭ではわかっていたものの、やはり柄がある着物などは、特に柄の配置などにも神経を使いを決めていくという点でも、新しいものを作るよりもかなりの時間と労力を使います。

それでも、想いが込められた上質な素材を新しい洋服やドレスに生まれ変わらせることができることは、とてもファンタジックだし、そもそも日本の着物の構造が平らな反物に戻して仕立て直しできるという性質を持っていること自体がサスティナブルの本質だと感じて、やりがいを感じています。

これまでのドレス作りの経験を活かして、お客様の望む以上のご提案をさせていただけるよう日々精進しています。

周りの方々のお力のおかげで、安心してお仕事に取り組めることに感謝しながら、これからも技を磨いていきたいです。


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