今年の6月に素敵な柄の黒留袖を2着お持ち下さり、日本のうたを歌うためのドレスとしてオーダーしてくださった声楽家のM様。
2着目のドレスが仕上がり、フィッティングとお引き取りにいらして下さいました。
初めてお会いした日に瞳をキラキラと輝かせて、夢を膨らませて下さったM様。今日のフィッティングでは最高の笑顔を輝かせて下さいました。
ドレスのデザインや素材選びも、M様とご一緒に作り上げていく工程にもときめきを感じて下さったことも忘れられません。
ちょうどオリンピックが開催されていた時期に、パリから届いたフランスレースと日本の伝統的な着物の素材の融合して作ったドレスです。
仕上がりのドレスにお袖を通された瞬間、「何てお似合いなんでしょう!!」と私の中に衝撃が走りました。
「早くこのドレスで舞台に立ちたいです」とおっしゃって下さったM様の気持ちの高まりが伝わってきて、私まで気持ちが高まりました。
フランスレースのお袖は、肘を曲げた時に美しいフレアを描くのですが、腕を自然に降ろした時にも華やかさが保たれるように、レースの重なり具合を調整して肘から下の腕が綺麗に見えるラインにもこだわりました。
来年はこのドレスで奈良の薬師寺で行われる日本のうたのコンクールに出たいです!! と教えてくださって、M様の華やかなお姿が目に浮かびました。
鳳凰の鳥や牡丹や菊のお花、扇などの縁起ものの黒留袖のドレスが、M様のこれからのご活躍をサポートしてくださるように感じました。
大切な黒留袖を私たちのアトリエに預けて下さり、おまかせしてくださって本当にありがとうございました。
M様のお住まいの近くにあるマロンパイが有名なお店の焼き菓子をたくさんいただきました。
いつも優しいお気持ちで接して下さり、お心遣いまでありがとうございます。とても美味しそうな焼き菓子、大切に味わっていただきます。
Instagramのフォロワー様で、コロナ禍の際にマスクをご購入くださったのがきっかけで繋がって下さった素敵なM様とのご縁に心から感謝しています。
M様のこれからのご活動も、心より応援しています。
コメントを残す