昨日は、着物リメイクドレスのオーダーを頂いたお客様の仮縫いを行いました。
2020年にマスクを販売した際にご注文いただいたことがご縁で繋がったM様。
先日初めてお会いした際に、M様のふんわりと優しい笑顔と雰囲気に包まれ癒されました。
大切なお着物を2点お預かりし、舞台でお披露目する際のドレスとしてお申し込みいただきました。
礼服に当たる黒留袖にフランスレースを重ね、トレーンのあるドレスをお作りします。
パリ五輪が行われているフランスから届いたばかりのリバーレースは、見本でご覧いただき、たくさんの種類の中からM様のドレスのデザインにふさわしいものを数点厳選しセレクトさせていただき、お好きなものをお選びいただきました。
ソフィ・アレット社のレースはイギリスの王室のロイヤルウエディングでも採用されたことでも名高いフランスのブランドです。
日本の伝統衣装の着物の素材と、フランスの歴史のあるレースのコラボレーションにM様の瞳がキラキラと輝いていらっしゃったことで、作り手のモチベーションもさらに高まりました。
声楽家でいらっしゃるM様ですが、普段はイタリア語で歌われていらっしゃるそうですが、最近は日本の古い歌を歌う機会が増えたそうです。
「日本語の発語はとても難しいです」というM様のお話を伺って、私たち日本人が日常に使っている日本語の尊さを感じられたみたいで嬉しく思いました。
M様との素敵なご縁に心から感謝して、ご満足いただけるドレス作りに励みます。
M様のドレスの仮縫いは、細かな微調整を行いながらも、柔らかく優しい空間に包まれて和やかな雰囲気で進みました。
どうぞ仕上がりを楽しみにしていてくださいね*
下の画像は、仮縫い前のお掃除中のひとコマ。
整える前のごちゃごちゃも、アトリエがまるで息をしているみたい、と感じてパシャリしました。
コメントを残す